2018/09/30
単勝馬券についてのつづきです。
前回の、
〈単勝について〉
・レースを厳選するのであればメインにも据えられる券種だが、よほどの予想力がない場合はあくまでサブ馬券。
・積極的に買うべきオッズの範囲の目安は10倍以上。
・オッズが5倍未満の馬は買わない。
・基本は1点。ダントツ1番人気の馬がいるレースでは人気薄の数点買いもアリ。
・頭で買うべき人気薄の馬は”逃げ馬”。
このように述べました。
まず、単勝はメインとして買う馬券ではないということ。
その理由はいくつかありますが、
カンタンに言うと、
勝ち馬を見つけるには必ずそのレースに出走する他の馬と比較しなければならない。
どうせその作業のなかで他馬についても検討するのだから、
せっかくなら配当金の低い単勝ではなく、
予想力を鍛えて相手を絞り、
馬単や3連単の1着固定で馬券を買う方がよいからです。
しつこいようですが、もう一度言います。
馬券の魅力はローリスク・ハイリターンです。
あまり当たらないけれど、
当たりさえすればいままでの負け分を一気に取り返せる。
という馬券の買い方が理想だと思います。
どうしても単勝をメインの馬券にしたいのならば、
10倍程度のオッズの馬を買うなら10回に2回、
5倍程度の馬なら10回に4回ぐらいは継続的に的中させる必要がある。
一見、カンタンそうだと思うかもしれませんが、これはなかなかできないと思います。
そして、
それができたところで、夢のような配当に出会うことは一生ありません。
したがって、
単勝は勝ち切りそうな人気薄がいた場合に、
3連単や馬単と併せて買うべきでしょう。
単勝で買うべき馬のオッズですが、
理想を言えば10倍以上、最低でも5倍以上。
5倍以下の単勝ばかり買っている人は間違いなく勝てないだろうというのがボクの結論です。
逆に、高すぎて買ってはいけないオッズというのはないです。
むしろそのようなオッズの馬を仕留めるときに単勝は有効であると言えます。
そして、
単勝買う際の点数ですが、基本は1点です。
たまに単勝複数点買いをススめるような予想家もいますが、
そういう人間の出している予想本などのレベルの低いことといったらないです。
(いま頭に浮かんでいる具体的な名前は伏せます笑)
しかし、単勝複数点買いが有効なケースがひとつだけあります。
それはグリグリの1番人気馬(単勝オッズ1.5倍以下)が怪しいと判断したときの時の、
前で競馬をする人気薄の馬。もっと言えば逃げれる馬。
もちろん競馬場の特性やその日の馬場状況、展開予想を行ったうえでです。
毎回そんなことをやっても当たりませんよ。
たとえば、
あなたも鮮明覚えていることでしょう、2013年天皇賞・春。
そのレースの1番人気(単勝1.3倍)は、
前走の阪神大賞典で外ラチまで逸走したオルフェーヴル。
この位置から2着まで巻き返してきたのは、紛れもなく怪物ですが、
このレースにより、ダートによる調教再審査を強いられました。
このような事件を起こして、いつもとは違う調教過程での仕上げ。
さらには、天皇賞・春は荒れるレースとして有名で、
ディープインパクト以来、1番人気の勝ち馬はいないということも
競馬ファンはみな知っていました。
なのに、ダントツの1番人気に支持された。
このようなレースでは、
その週の京都の芝の状態さえ確認して前が残れることを見抜けていれば、
逃げる可能性のある
ビートブラック、ゴールデンハインド、ナムラクレセント、ケイアイドウソジン等の馬を
すべて単勝で買うのはアリですね。
結果は言わずもがなですが、一応👇
ちなみにボクはゴールデンハインドの単勝を買っていました。。笑
ですので、
たとえ150倍を超えていようと、買うときは買いましょう!
可能性があると踏んだら、むしろオッズが高いときにドカンと勝負すべき。
それを勘違いしている人が多いと感じます。
それについてはこれからもちょくちょく触れていきます。
さすがにこれはなかなか買えないと思いますが、
単勝200倍以上の馬も勝つ可能性はあります👇
なんと単勝オッズ、272倍!!
余談ですが、
前の年に最低人気で勝ち、次の年に1番人気で勝った馬ってほかにいるのでしょうか?笑
これは逃げてはいませんが、先頭追走の2番手で競馬をしていました。
大穴で勝ち切る人気薄の脚質は”逃げ・先行”であるということは、
覚えておきましょう。
データ的には、
逃げ馬をひたすら買い続けるだけでも回収率はプラスになるそうですよ。
以上、
単勝・複勝編でした。
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